Rails Girls Ehime 2nd で託児を受付けました
Rails Girls Japan Advent Calendar 2020 - Qiita 5 日目の記事。
2020 年 2 月に Rails Girls Ehime 2nd を開催し、託児ありにしたのでその記録記事です。
railsgirls-ehime.doorkeeper.jp
- 前提
- Rails Girls で託児を受け付ける理由
- 託児結果を数字で見る
- 悩んだこと・難しかったこと
- 次回 Rails Girls で託児を受け付けるなら?
- Rails Girls の運営を通して感じたこと
- 終わりに
- 謝辞
前提
- 地方(愛媛県)での開催
- 参加者全体で 20 名程
(Girls: 10 名、コーチ: 5 名、スタッフ: 3 名、その他) - 運営メンバー全員、イベントで託児を受け付けるの初めて
Rails Girls で託児を受け付ける理由
以前、別の記事に書いたのでそちらを見て欲しいです。
Rails Girls in Ehime 2nd 開催します - 箱庭のエンジニア
簡単にいうと「やる気とパソコンがあれば誰でも参加できる環境を作りたい」からです。
託児結果を数字で見る
時間
- 託児受け入れ時間:土曜日 9:00-18:00
※ イベントの開催時間は 9:30-17:30
※ インストールデイ(金曜日)の託児受付はなし
人数
- シッター数: 1 名
- 託児預かり数:1 名(1 歳)
費用
- シッター利用料:16,200 円
- イベント保険料:5,000 円
※ イベント単位での託児保険はないので、イベント全体に保険をかけました - 託児室の利用料:0 円
※ イベント会場であるサイボウズさんが個室を貸してくれました - 託児に関する雑費:2,004 円
※ 救急用品など
悩んだこと・難しかったこと
シッター探し
愛媛はシッターを派遣してくれる会社がないので、個人の繋がりでシッターさんを探す形になりました。ありがたいことにシッターを紹介してくれそうな団体と繋がりのある運営メンバー(non さん)がいて、そこ経由でシッターさんを見つけることが出来ました◎ しかし、non さんがいなければ託児は諦めてたと思うので…振り返ると「シッターを見つけられるか?」が結構大きい関門だったなと思います。
募集の年齢制限をつける
今回の託児募集では預かれる子どもの年齢制限を付けました。
託児可能なお子様は、4 歳以上から小学校低学年までです。(※ 託児の空き状況によっては4歳未満のお子様を預かれる可能性がございますので、事前にお問い合わせ・ご相談ください)
託児は預かる子どもの年齢や人数やに合わせてシッター数を調整する必要があるのですが、今回は先に「シッターは1人」と決めていたので 1人が預かれる託児数に調整する必要がありました。そのため 4 歳未満の子どもの場合は全て事前に相談してもらって、現在の託児申し込み状況から預かり OK / NG を決める形を取りました。
土曜日のみ託児を実施
Rails Grils Ehime は 1 日半(金曜日の夜、土曜の終日)のイベントなのですが、託児は土曜日だけ実施しました。最初は両日実施する予定だったのですが、Rails Girls Japan の @emorima さんに相談したところ「夜は子どもが眠くなっちゃうので金曜日に預けるのは大変かも?」と言ってもらい「確かに〜」となったからです。
土曜日だけの託児になったため、託児希望の Girls には金曜日の対応を申し込みフォームで確認しました。
今回、託児を利用した Girl の方は金曜日欠席されましたが、もともと別の言語のプログラミング経験があった方だったので問題なさそうでした。
シッター利用料の給与補償
事前に託児予約はあったけど、子どもの体調不良などで当日の託児がゼロになってしまった場合のシッター利用料をどうするか迷いました。
今回はシッターさんと個人契約だったので、特に決められた規則もなく・・。結局、開催1ヶ月前にそのような場合でもシッター利用料は変わらず全額お支払いすることに決めました。理由は私がシッターさんだったら給料補償して欲しいなぁ・・と思ったからです。
結果、予約のあった子は元気に参加されたので託児ゼロの事態にはならなかったのですが、イベント当日、シッターさんに他のイベントでの給料補償について聞いてみたところ
「当日まで預ける人がいるか分からないけどイベント会場で待機してて欲しい」みたいな依頼もあって、当日預ける人がいなければ給料なしになる場合もある
と仰ってて、そうなのか〜という気持ちになりました。
次回 Rails Girls で託児を受け付けるなら?
個人的には参加者 20名ぐらいの規模感ならイベント会場に託児室を設けるより、外部の託児室利用料を Rails Girls で補助する形でも良かったのかもなぁと思いました。イベント会場に託児室を設けるための準備は初めてだったこともありますが、利用者の割に負荷が大きかったように感じます。
「イベント会場に託児室があった方がいいか?利用料を補助してもらえるなら、外部の託児室に預ける形でもいいか?」今回、託児を利用頂いた Girl の方に聞いてみると「イベント会場に託児室があった方が近くに子どもがいるので安心」だと仰っていました。また、当日は Girl の方以外の大人のご家族 2 名も一緒に会場に来られたので、そういうパターンを考えると会場に託児室があった方が良いのかな〜とも感じます。
そのため次回 Rails Girls で託児を受け付けるなら、イベント会場に託児室を設置するメリットをもう少し考えてみたいです。
Rails Girls の運営を通して感じたこと
正直、Rails Girls の運営をするまで子どもがいるエンジニアが勉強会にどうやって参加するのか?勉強会に託児室が必要か?考えこともなかったので、気付きの多い運営だったなぁと感じます。そして私の中で「勉強会に託児はない」という無意識の当たり前を一度壊せたので、これから意識的に託児をする / しないを思考ができる気がします…!また、これからも可能な範囲で常識を広げる努力をしていきたいなぁと感じました。
終わりに
この記事はアドベントカレンダー用にしようと思ってたので、Rails Girls 終わってすぐに 8 割ぐらい書いて寝かしておいたのですが…今清書しても当時とテンションが違いすぎて書きづらかったです…🤦♀️ 鉄は熱いうちに打て!ですね。。
まぁとりあえず Rails Girls を2回も運営・開催できて幸せでした。そしてコロナになった今、世の中はオンラインイベントばっかりで…このブログを書いてたらオフライン恋しい〜ってなってます。早くオフラインも普通に開催できる世界に戻らないかなぁ。。
謝辞
今回 Rails Girls Ehime 2nd に託児室が設置できたのも運営メンバー、Rails Girls Japan、また事前にブログ等を書いてくれた方々のおかげです。感謝!
安定の参考記事、ありがとうございました!