個人レベルでのリモートワーク(テレワーク)について 〜歴 2 年の振り返り〜
新型コロナウイルスの影響でリモートワークの話題が盛んだし、みんチャレ友達から今のタイミングで記事書いたら良さそうと言われたので、リモートワーク歴 2 年の振り返りもかねて、リモートワークについて書きます。
ただ私はフリーランスのリモートワークなので、チームレベルのリモートワークの知見というより、個人レベルでの話になります。そして、ツールの紹介というよりは人間スキル的な話がメインです。
また結論として、下に書いてある人間スキルは「リモートワークだから必要」というより、オフィス勤務だろうとあった方が良いと思うものばかりになりました。しかし、リモートワークはノンバーバル情報がグッと減るので、これらの必要性が増すのだと思います。
↓ 長いので面白そうなタイトルをつまみ食いするぐらいがちょうど良いです。
前提
- ほぼ在宅ワーク
コワーキングスペースなどにはいきません。あまりに集中できない時だけ、短時間カフェに行ったりします。 - 田舎暮らし
- フリーランス(プログラマー)
- 一人暮らし
リモートワークが楽しくなるまでの道のり
今となってはリモートワーク楽しい!と胸を張って言えますが、正直楽しくなってきたのは最近です。以下は私が 2 年間で追ったリモートワークでの気分の浮き沈みです。
- 誰にも邪魔されない!ヤッホーい!めっちゃ集中できる
- 寂しい
- 生活が荒む・グダグダ・辛い
- 反省・改善
- 「生活が荒む・グダグダ・辛い」→「反省・改善」を 5 回ぐらい繰り返してくうちに、少しずつ「リモートワークスキル」がついてきた!
- リモートワーク楽しい(これを実感するのに 1 年半 〜 2 年ぐらいかかりました)
って感じだったので、最初の 2 ヶ月ぐらいでリモートワーク余裕だわ!って判断するのは、少し早いかもです。慣れてきてからが真のリモートワークです。
絶対必要なスキル
テキストコミュニケーションスキル(チャットスキル)
口頭でコミュニケーションを取る場合、フワッと伝えても相手がいい感じに解釈してくれることが多いと思いますが、テキストコミュニケーションになるとフワッとじゃ伝わらなかったり、前提条件を確認するだけの無駄な往復が発生するダラダラ会話になってしまうこともあるので、このスキルは必須です。
会社によっては、リモートワークでも口頭でコミュニケーションを取りやすくするために、音声会話ツールを繋ぎっぱなしにするなどの手段を取っている場合もありますが、リモートになることでオフィスにいた頃よりはテキストコミュニケーション量は増えると思うので、苦手だ・・辛い・・で完結せず、言語化することを諦めない姿勢は持っていた方がいいと思います。
テキストコミュニケーションだけで
- 細かい仕様の確認
- 議論・提案
- 悩み相談
- 雑談
ができるようになるとリモートワークがグッと働きやすくなると思います。
また、今振り返るとオフィスだった時は口頭で話したことを別の人にシェアするために、口頭の内容をテキストに起こす作業が多かったように感じます。しかも、それは結構面倒な作業なのでサボっちゃうこともあれば、テキストにしてる間に確認漏れが見つかって、何度も先輩に聞いちゃう・・みたいなこともありました😅 しかし、テキストコミュニケーションだと会話がそのまま議事録になるので、他者への共有のための作業が減ったように感じます。
もともと得意だったんじゃない?
NO です。もともと私はテキストコミュニケーションが大の苦手でした。
昔からオンラインゲームしてる人や Twitter バンバン投稿する人とかだと、チャットに抵抗ない人が多いと思うけど、私はそういうのやってこなかったので、最初はチャットで毎回メールみたいに「お疲れ様です」を付けないと失礼かも?😨って思ったり、「どういうことですか?」という質問文を見ただけで怒られたと感じてしまったり、チャットを追いすぎで開発が全然進まなかったりしてました。また、テキストコミュニケーションじゃ伝えられないから、聞くのを我慢しよう。来週会った時にまとめて聞こう。と考えてしまい、どんどん後回しにしちゃう癖もありました。すぐ電話したくなっちゃったりとかね。
なので、テキストコミュニケーションスキルが向上するまで、そしてテキストコミュニケーション環境に慣れるまでは結構辛かったです。
自分の機嫌を取るスキル
人間なので調子の良い時と悪い時、仕事が乗ってる時と乗ってない時など、浮き沈みがあると思いますが、皆さんは自分を意図的に調子の良い状態に持っていくことは可能ですか?また、調子の良い状態に持っていくために、どのような「前提条件」が必要ですか?
オフィスにいた頃はある程度人の目があるので、注意散漫な日でも仕事してる感は出せてたと思うのですが、リモートワークだと調子が悪い時は本当に集中できないし、眠くなるとその欲求に耐えられず布団に潜り込んでしまいがちです・・。ただ、その後の自己嫌悪もひどいですけどね😔
なので、常に自分の機嫌を取り、調子の良い状態を保つ力が必須です。
(私の場合)調子の良い状態を保つための前提条件
- 苦手な人と働かない
- 苦手な仕事を減らす
- 睡眠は 7 〜 8 時間取る
- お気に入りにサプリを毎日飲む
- 昼ごはんは炭水化物を抜く(食べ過ぎると眠くなるので)
- 1 週間の中である程度、 1 人の時間が必要(予定詰めすぎ NG)
- スマホの通知をオフにする(追われてる気分がするので)
私は特に誰と働くか?どんな仕事をするか?で仕事の質が全然違うということが分かったので、去年は苦手な人の排除、苦手な仕事の排除を積極的に進めてきました(これが出来たのはフリーランスならではかもしれません)
また、自分の機嫌が取れるよう努めていても、体調が悪い日も含めて、なかなか仕事が捗らない日もあると思います。特に生理がある人は週によって全然気分が違いますよね。そういう調子が悪い時でも、最低限の仕事を自分にさせるためにどうしたら良いのか?も知っておくと強いです。
(私の場合)調子の悪い時に最低限の仕事を自分にさせるための方法
- 単純作業多めにする
- クラシック音楽を流す
- 大きな声を出す・歌う
- 家の近くの散歩コースを走る
- 少し寝る
- カフェで仕事する
などがあります。人によっては食べ物などのご褒美を用意するパターンもあるかもしれないですし、人と話してると元気が出るのであれば音声会話ツールを繋ぎっぱなしにしてもらっても良いかもしれません。また、同じ場所にいると飽きるのであれば、お気に入りの場所を複数用意しておくとか、部屋でも外着に着替えた方がシャンとするって人もいますよね。
あと、不調になった時の行動パターンも知っておくこと良いです。
(私の場合)不調になった時の行動パターン
などです。自分が不調なことに気づけば、あとは不調を改善する行動を取るだけだったり、時間があれば根本改善するには?を考えることもできます。
また、この「自分の機嫌を取るスキル」は一般的な正解がないと考えているので、日々自分を観察し改善を繰り返しながら試行錯誤して「これかな?」を探していくしかないと思います。私はそれに 2 年弱かかってますし、現在も改善中です(ライフスタイルや年齢によっても変わってくるので、一生改善し続けるものなのかなぁと思います)
※ 日々の自分を観察するツールとして、私は「TaskChute Cloud」を使っています。
参考)【徹底解説】タスクシュート時間術の5つの基本ルール | ぞのjp
本当はオフィス勤務時代から「自分の機嫌を取るスキル」を知っていれば良かったのですが、たくさんの人と接触しすぎて(?)自分の不調の原因を特定しづらいですし、そもそも不調の原因を特定して改善しようなんて発想にならなかったです。。そういう意味でリモートワークをしたお陰で、自分の機嫌を以前より取れるようになったことは、人生においても有益だなぁと感じます。
あれば幸せになるかもしれないスキル
ここからは「私の場合」このスキルを付けたおかげでリモートワークが楽しくなったなぁと感じているものを紹介します。
鈍感力(即レス編)
リモートワークの記事を見てると「即レスしましょう」みたいな文言をたまに見ますが、個人的には「即レス」より「鈍感力」を鍛えた方がいいと思っています。特に知的労働であれば、ガッと集中してることもあると思うので、変に即レスを必須にせず、いつか見てくれるだろう、見てくれないなら明日もう一回送ってみよう、ぐらいの鈍感さを持ってる方がハッピーな気がしてます。
また、私は頭の切り替えが苦手でチャットの通知音がなるとチャットが気になって集中できなくなるタイプなので、チャットやメールの通知音はほぼサイレントにしてます(今の仕事の立場上、緊急ってこともないですし)そして、自分の集中力が切れる 30 分 〜 40 分に 1 回ぐらいのペースでメッセージを確認するようにしています。
脱・即レスを元にした仕事の優先順位
鈍感力を付けたお陰で仕事の優先順位も変わったように感じます。
例えば、何か悩みごとが発生してチームメンバーに相談したい時「今日中に返事が来ない」可能性を視野に入れるようなりました。そのため、複数あるタスクの中で他人に相談ごとが発生しそうなものを優先したり、一旦一通りタスクを眺めて相談ごとだけ片っ端から質問しておく場合もあります。
うまくいかない時もあるけど、相手から「今日中に返事が来ない」状態であっても、なるべく自分の仕事に支障がでないよう心掛けています。
鈍感力の鍛え方
私の場合は「自分がされて嫌だと思うこと(自分の中でのタブー)を自分がやる」です。
もともと私も即レスして欲しいタイプですし、絵文字のないメッセージに不安を感じるタイプでしたが、その原因は「自分はこんなに(無理して)頑張って気を遣ってるのに!」だということが分かったので、まずは自分が「タブー」だと思ってることをやり、「頑張って気を遣う作業を辞める」を実践しました。
最初のうちは即レスで返さない(自分の中でのタブーを犯す)ことで、仕事をサボってると思われないかな?仕事できない奴って思われないかな?など、不安でソワソワしてましたが、蓋を開けてみると、即レスの有無と仕事上の信頼関係はほぼ無縁であることを実感しました。
そして、その行動を通して、自分が即レスしたい時はすればいいし、したくない時(集中したい時)はしなくていい。また、自分が無理して頑張らなくなると、相手の行動も気にならなくなり、相手の行動に一喜一憂しない鈍感力を身に付けることが出来ました。
※ もし一喜一憂してしまっていたら「不調のサイン」と捉え、「調子の悪い時に最低限の仕事を自分にさせるための方法」を実践するのみです。
脳内ポジティブ変換(私は愛されてる)スキル
相手の言葉に勝手なネガティブ解釈をくっつけず、むしろ勝手なポジティブ解釈をくっつけるスキルです。ポジティブ変換ができるようになると相手のどんな言葉でも優しさが滲み出てるように感じたり、褒められてるような気がします(笑)
例えば最近の私の場合だと、自分の作ったプログラムで致命的なバグがテストで見つかったので(一般ユーザが管理者ページを閲覧できてしまう的な)その修正プログラムの確認依頼を担当者にお願いした時に言われた言葉について
言われた言葉
「ありがとうございます。テストで見つかってよかったです。」
ネガティブ変換の場合
「テストでこのバグ見つからなかったら、本当にやばかったです。しっかりやってくださいよ。」的な、少し嫌味な表現にも見えてしまいそうです。
ポジティブ変換の場合
「テストでこのバグ見つかったおかげで、お客様にも迷惑かけずにすみました。本当に良かったです。いつもありがとう。」ぐらいには脳内変換できるし、優しさが滲み出てるような気がします。
大前提「私は愛されてる」
心屋仁之助さんの影響を多大に受けていますが、根本的に自分は「愛される人間なのか?」「嫌われる人間なのか?」どっちだと思っているか(信じてるか)によって、脳内変換の結果が変わってくると思っています。
自分は根本的に「愛される人間」だと思っていれば、上に書いたようなネガティブなことを言われる訳がないと信じれるし、「嫌われてる人間」だと思っていれば、些細な発言でも怒ってるのかも・・と思ってしまいます。私も元々「頑張らないと嫌われる」と信じてきたタイプなので、性格改善は大変でしたが・・なんとかなりました。
詳細はこの辺の記事を読んでください。
※ もし、それでもネガティブ変換してしまったら「不調のサイン」と捉え、「調子の悪い時に最低限の仕事を自分にさせるための方法」を実践するのみです。
自分のことを伝える力
オフィスなら察してもらえるような情報を伝える
オフィス勤務で隣に人がいたら声や態度から察してくれるだろうなぁみたいな内容はリモートワークだとほとんど伝わらないので、自分から開示するようにしています。
- 体調が悪い
- 体調が回復した(元気になった!)
- これから精神的に重たい予定があるので、ソワソワしてる
- 不安・寂しい・嬉しい などの感情
- 家のことで緊急事態が起きた!
こういうのって敢えてチャットに書かなくてもなぁ・・と思いがちですが、リモートワークの場合、やせ我慢しようと思えばいくらでも出来ちゃう(誰も止めてくれない)世界ですし、インターネットの向こう側にいる同僚たちは、基本私が普通に働いてると思っているので、その認識に齟齬が生まれそうな場合(仕事に支障を来たす・来たしそうな場合)は自分で開示して、必要であればフォローしてもらう体制を作っておいた方がいい気がします。
自分はどんなことをされると嬉しいのか?を伝える
今の職場はチャットのメッセージに基本スタンプをくれないメンバーと働いていて、「心理的安全性を担保するために全員スタンプを押すべき!」とまでは思わないですが、自分がスタンプ押してもらうと嬉しい人間なのであれば、それを伝えた方がいいです。私は以下のような文言で伝えました。
もし負担じゃなければ「OK」みたいなスタンプもらえると嬉しいです。メッセージ見てるのかな?って不安になるので、スタンプもらえると安心します。(でも、面倒であればやらなくて大丈夫です、見てるだろうって思うようにします)
結果、スタンプを押してもらえるようになりました😍感謝!
また、以前の勤務先は「即レス文化」があったのですが、私はそれが苦手だったので「集中力が削がれるので通知を切っています、ごめんなさい。でも 1 時間に 1 回はメッセージを確認しています。」と伝えていました。
ただここで注意点があって、要望を伝えるのは大事ですが、自分の伝えた要望が通るか?(相手が期待通りの行動を取ってくれるか?)は期待しすぎない方がいいです。精神衛生上のために。また、一定期間経って相手が期待通りの行動してくれなくなったら、再度お願いすれば良いと思います。
Twitter で無言マージは辛いとか、文章「。」で終わるより「!」で終ってほしい、テレビ会議は顔を出してよ!など、たまに見るし気持ちわかるけど、変に我慢してベキ論でイライラするより、サクッと自分がされたいことを伝えた方が健全だと思っています。
休憩スキル
リモートワークはサボるんじゃない?と思われがちですが、普通の人は(?少なくとも私は)サボろうという発想より、見られてないからこそキッチリ成果を出そうと考えるタイプなので、頑張り過ぎちゃうことの方が多いです。また、生活空間の中に仕事場があるので「あ!あれどうだっけ?」と思い付いた時、物理的にはすぐ対応できてしまうので、根本的に仕事が好きという方は「仕事したい欲」もコントロールできた方が長い目で見て有益だと感じます。
よく考えるとオフィス勤務の時だって、たまに「ランチで喋りすぎて休憩 2 時間取っちゃった・・!」とか、「やる気なさすぎて午後はダラダラして何も進まなかった・・!」とかあるじゃないですか。まぁそういうのがいい意味で息抜きになってたと思うのですが、リモートワークだと邪魔が入りづらく集中しやすい環境を構築しやすいので、意識的に休憩するスキルを身につけた方がいいと思います。仕事は何十年も続きますからね。
ポモドーロ・テクニック
私の場合はポモドーロ(25分実行+5分休憩)を応用して、50分実行+10分休憩のペースで仕事をしています。楽しくて仕事が止まらず集中モードで 3 時間とか休憩なしにガッと働いちゃう時もありますが、そうすると結局その後の仕事や翌日の仕事で集中力が少し落ちてるので、コンスタントに働けるよう時間を区切って休憩するようにしています。
参考)はたらき方の可能性を拡げるメディア「Work Switch」サービス終了のお知らせ | ニュースリリース | パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
仕事の断捨離スキル
リモートワークだと本当に
- 苦手な仕事
- これって意味なくない?と心が感じてる仕事
- 面倒くさい仕事
- 心理的にストレスの多い仕事(苦手な人に連絡を取るとか)
などを後回しにしちゃいがちです。
特に私は「心理的にストレスの多い仕事」を何度も頑張ろうとトライしたのですが本当に指が動かなくて・・😫最終的に周りの人に迷惑をかけちゃう・・という自体を数回やらかしてます(ごめんなさい)そのため、今では苦手な人と極力働かない、嫌な仕事は辞める、頼む、自動化・・など、積極的に推進しています。 それでもこういう仕事ってゼロにはならないので、「面倒な仕事は朝一に1つだけ頑張る!」って決めるのも有用です。
リモートワークのメリット
運動習慣を見直せる
本当に運動しないと、1 日 8 時間元気に働くこともままならなくなるので・・このままだとヤバイ!という危機感を自然と覚えます。オフィス通勤してた時の運動って、人生における+α(美とか健康とかのためにやってる)のイメージだったのですが、リモートワークだと「生きるため」に運動が必要になってくるので、本気度が変わります。私の場合、それでもまだ冬は運動をサボりがちになるので・・もうちょっと改善が必要だなぁと思っています。そして通勤って意外と運動になってたんだなぁと実感してます。
息抜きの多様化
オフィスの休憩って
- ボーッとする
- 人と喋る
- タバコを吸う
- 散歩する
- 業務外のネットサーフィン
ぐらいしかやることがないですが、家だと
- 家事
- 筋トレ
- 風呂
- 1 人で喋る
など、家でしかできないことも選択肢に含まれるので、調子の良い日の休憩では皿洗いや洗濯物、料理などが出来ちゃうので本当に良いです。でも「人と喋る」はやりづらくなりましたね。。
毎日お洒落しなくていい
社会人になると化粧やオフィスカジュアルがデフォルト的な風潮がありますが、もともと私は自分の容姿を整える行為にあまり興味がなかったので(でも、可愛くいたいって気持ちはあります!)毎日オフィスレディに変身するのは結構苦痛でした(毎日お洒落することに抵抗を感じない人、羨ましい)そしてトイレに行く度にマスカラ落ちてない?ファンデーションよれてない?を確認して・・。今考えれば頑張ってたなぁと思います。懐かしい。
意外と男性より女性の言葉の方が厳しくて「女なんだから化粧しなよ!」とか「(化粧してるのに)スッピンかと思った〜」とか言われると、うぅぅ・・😣となります。
今は家にいる時はスッピン ・楽な服ですが、たまに外出する時に化粧・お洒落すると「楽しい!」「可愛い!」ってなるので、お洒落が嫌いなわけじゃないです。「毎日」が苦痛なだけです。
部屋のレイアウトが自由
先月までは窓側を背にしてたのですが、急に部屋のレイアウト変えたい!と思い立ち、今の配置に転換しました。手前側が寝る場所です。あと、空調を独占できるのもリモートワークの強みですね。
人と会う時間を大切にできる
普段人と会わない分、人と会う予定を全力で楽しめるようになった気がします。以前は惰性的な飲み会もありましたが、今は全部の飲み会・イベントが全力だし、全部楽しい!と心の底から思います!
体調悪くなった時に即布団に行ける
結構、通勤って体力いりますよね。
在宅ワークで体調悪くなったとき秒でお布団入れるとこ好き。トイレも独占できるし。
— しいの (@Dobby618) 2020年2月6日
出勤してたとき体調悪くなっても帰る気力残ってなくて、薬飲んで会議室で寝たことあったなぁ、、つら〜
体の悲鳴が聞こえやすい
オフィス勤務時代は微熱や生理不順を放置して働いていたのですが、リモートワークになってから電車に乗る、人に会うなどの外的要因が少ないからか「あれ?今日調子悪いかも・・」が感じやすい気がします。特に私はストレスが体の不調に出やすいタイプなので、それをキャッチして改善ができるのは良いことだと思います。
仕事仲間を信頼する基準が仕事の質になる
オフィス勤務の時、最初は「人当たりが良さ」や「積極的に声掛けてくれるか?」などを基準に仲間を信頼しがちなのですが、ある程度長く一緒にいれば「あの人、口は達者だけどお願いした仕事はやってくれない」とか「あの人、最初は怖いと思ってたけど仕事は本当に頼りになる」とか、仕事の質にフォーカスが当たってくると思います。
私の場合、前職の上司が口の達者なのらりくらりタイプで、入社当初は人当たりの良さに騙されて(?)この人は信頼できる人だ、と思っていましたが、1年も一緒に働いてれば「この人は口だけだなぁ・・」ということが分かってきたので、最初の印象だけで仕事仲間として信頼できる人か?を判断するのは難しいなぁと感じます。
一方、リモートワークだと雑談が少なめなので(これはこれで問題かもしれないですが・・)最初から仕事の質にフォーカスを当てて、相手が信頼できる人なのか?を判断するようなった気がします。なので、口だけでのらくら働いてる人にとっては少しシビアかもしれないですが、私はそれぐらいの方が好きです。
真の意味でインターネットの偉大さを感じる
家にいるのに普通に仕事が回ること自体がすごいことだし、特に私はリモートワークと田舎暮らし(元々東京生まれ東京育ちです)を同時に始めたタイプなので、田舎の IT 勉強会がオンライン◯◯会が多いことに驚いたし「インターネットありがて〜」と改めて感じた記憶があります。
オンライン◯◯会
- オンライン読書会
- オンラインもくもく会
- オンライン LT 会
東京にいた頃を振り返ると、会える距離にいるからってオフライン開催が当たり前で。でも、会える距離といえども、我が家から渋谷まで片道 40 分・交通費は片道 300 円ぐらい掛ってたし、これって結構時間とお金の無駄だったのかもなぁと思います。もちろん飲み会や交流がメインなのであればオフラインがいいと思いますが、私は飲み会とかは「たまに」で良い派ですし、LT だけ聞いて懇親会出ずに帰るとかも結構やってたタイプなので、オンライン◯◯な勉強会に抵抗感はないです。そして、東京の勉強会ももっとオンライン色を強めてくれたらなぁと思います。
また、オンラインだとやりづらいんじゃない?と思われるかもしれないですが、それはやり方次第だと思うし、個人的に少人数であればオンラインの方が距離も近く話しやすいような気がします。(でも東京は人が多いからなぁ・・)
オンライン飲み会
最近、遠方の友達・職場の人たちとは「オンライン飲み会」ばかりしていますが、オフライン(居酒屋など)の飲み会とほぼ変わらないコミュニケーションが取れてるように感じます。
オンライン飲み会の好きなところは
- 静かで声が聞こえやすい
- スマホをいじっててもバレない(気軽にいじれる)
- 調べごとがパソコンでできる
- 画面共有やリンクのシェアも楽
- 安い
- 好きなものを食べれる・飲める
- 飲んだ後に帰宅という作業がない(もう既に家なので)
など。もともと私は飲み会で「わーわー」と盛り上がるのが苦手だし、周りのうるささに対抗して声を張り上げたり、誕生日コールが始まって会話が止まったするのが嫌で、オフラインで飲んでいても個室でゆるゆるとお喋りする方が好きなタイプなので、オンライン飲み会に全く抵抗感がないです。
デメリットを挙げるなら
- 人数が多いと喋り出しが被りやすいので、3 人から多くても 5 人ぐらいで話すのが理想的
- 珍しい料理が食べれない(いつものご飯になってしまう)
ぐらいかなと思います。
リモートワークのデメリット
寂しい
今はだいぶ慣れましたけど、最初の方は「寂しい」「孤独だ」とよく思っていました。
ただ、寂しいからといってリモートワークを辞めたいとは思わなかったので、以下のことを考えるようになりました。
- 寂しいってどういう状況で感じるんだろう?
- 誰でもいいから横に人がいて、喋れたら寂しくないの?
- リモートワークで寂しさを感じないようにするにはどうしたらいいの?
私の場合、リモートワークとフリーランスを同時に始めたタイプで、「会社」というコミュニティに属しているだけで、当たり前のように自分の時間を割いて私の相談事に耳を傾けてくれる仲間がいること、「オフィス」という場所に毎朝向かうだけで、横には仲間がいて「おはよう」が言えて、「昨日嫌なことがあって仕事やる気でない・・」とか、雑なお喋りができて。それが程よく息抜きになってたし、会社で寂しさを感じないのは、そのようなコミュニケーションを通して所属感(帰属意識?)が生まれていたからだと考えるようになりました。(当時は煩わしいと思うことの方が多かったですが)
結果、私は働く時に所属感を感じたい人間だと分かったので、リモートワークで働ける会社に就職したいなぁと思うようになりました。
雑談しにくい
仕事をする上で困ったことがあればチャットで質問できますけど、雑談ってもっとフワッとしたことを聞きたい・相談したいって時に特に必要だなぁと思います。
例えば、
- A と B の選択肢がある場合、自分的には A が妥当だと思ってるんだけど、少し不安なので、あなただったらどっちを選ぶか意見聞きたい
- 新しく〇〇なやり方を学んだんだけど、あなたは〇〇を使ってる?使ってる場合、どんな感じで使ってるか聞きたい
- 今のプロジェクトの〇〇な点が気になるんだけど、どう感じているか聞きたい
など。聞いても聞かなくても業務には支障ないレベルだけど、なんとなく心に積もってくモヤモヤを私は雑談で解消していたんだなぁと思います。あとプライベートな雑談(ふるさと納税やった方がいいよ!とかマンションを買う時にローンを組むと国から補助金が出るらしいよ!とか)も楽しいし、一緒に働くメンバーの生活環境や人となりが分かっていいですよね。
いま私はフリーランスですが、お陰様で知り合いがいる会社で働いているので、上記に書いたようなフワッとした話(雑談)はその人に相談しています。でも、横にいるわけじゃないので、意外と聞きたいなぁと思ってから実際に話しかけるまでのハードルが心理的に高く・・。結果、いまは先に相談日(雑談日)を決めて話したいことの有る無しに関わらず、ミーティングを開いてもらうようにしてます。感謝!
そして私個人としては、雑談も大事だけどリモートワーク環境も大事で、雑談がしたいがためにオフィス勤務の仕事になるのは嫌なので、リモートだけど雑談ができる環境があると理想だなぁと思います。
参考)リモートワークだけど雑談できる仕組みを作ってますよ!という会社の勉強会に行った話。 「ザッソウ 結果を出すチームの習慣」ABD読書会 in 徳島 に参加しました - FreeDrop
光熱費が高い
冬は電気代だけで 15,000円 ぐらいになります。。(普段は 6,000 円ぐらいです)
顔が幼くなる
Twitter で見かけたやつですが共感します。前職のリモートワーク歴が長い先輩はタレ眉だったなぁ。 https://twitter.com/OgiharaRyo/status/1224918936086441985
最後に
私の姉は海外に住んでいて、今年 3 週間ぐらい遊びに行きます。そして平日は姉の家で仕事をする予定です。姉も向こうで働いてるので「平日働くのなら長く居てもいいよ、週末は一緒に出かけよう!」と言われて、リモートワークが出来て良かったなぁと思いました。
働き方として「全員リモートワークにすべき!」とまでは思わないですが、以下のようなイレギュラーがあった時に、選択肢としてリモートワークを持っておくと、物理的な制約により何かを諦めるという選択が減るかもしれないですね。職種にもよるけど。
前職の先輩でオリンピックの時期は東京にいたくないと言っていた人もいましたね。私は逆に東京に行きたいですけどね。
また、家が好きな人、周りに人がいるだけで少し気が散っちゃうタイプの人はリモートワーク楽しめるかもしれないです(私のことです😌)
終わりです。
参考
私の考え方については、以下のメディアに多大な影響を受けています。感謝!